新年最初の全校集会では、巳年に因んで「蛇」の四つの話を子どもたちにしました。

一つ目は、長蛇の列(ちょうだのれつ)や藪蛇(やぶへび)など、「蛇」を使った言葉の紹介。
二つ目は、本物の蛇の話。冬眠をすること、長い背骨からたくさんの肋骨が出ていて、お腹の鱗とつながり、ブルドーザーのキャタピラのように凸凹道を進んだり木登りができたりすること。そして、脱皮をするヘビは「復活と再生」を連想し、不老長寿や強い生命力につながる縁起のいい動物と言われてきたことなどです。

三つ目は、西洋の伝説と絡めて、WHO(世界保健機関)のマークを示し、世界のいろいろな国が力を合わせて病気をなくそうとがんばっている象徴であることを伝えました。WHOのシンボルマークは、世界地図をオリーブの葉が取り巻く国際連合旗の中心に、医療の象徴であるアスクレピオスの杖(蛇の巻き付いた杖)をあしらったもので、みんなが健康でありますようにと願いが込められています。医療、治療の神様として、天体のへびつかい座に祭られたお話も紹介しました。

四つ目は、1300年以上前にこのふるさと麻生津に生まれた泰澄大師のお話。幾多の困難を乗り越え、誰も踏み入れることができなかった白山にはじめて登拝した泰澄大師が、大蛇3000匹で困る村人たちのために、千匹ずつを3カ所で封じ込めた大蛇ヶ池、蛇塚、刈込池のお話を紹介しました。大蛇ヶ池の万年雪がもし溶けそうになれば、御宝庫の山が崩れて大蛇を閉じ込めるという伝説があること。厳しい自然とともに、みんなで無事を願いたくましく生きようとする思いが込められているのだと伝えました。

世の中には様々な人々の思いが込められたお話がたくさんあります。それらの意味に気づき、力を合わせ、新しい年をみんなでたくましく乗り越えるあそうづっこになってほしいと思います。

参考:泰澄白山開山1300年時空をかける泰澄(平成28年)福井県、大野市公式ホームページ 他